今時中3女子の宿題〜自然分娩と帝王切開〜

おはようございます〜☁︎

先日Facebookに投稿し、皆さんのご意見など反響が大きかったのですが。
18年の離れた妹(中3)から突如、宿題の手伝い?インタビューの要請がありました(笑)

今時の中学生は、国語の時間に自分たちで関心を持ったテーマで新聞を作っているらしいのです。
しかも助産師として、出産経験者として、質問に答えて、と。

ほうほう、それは貢献しないと!!

質問は3つ
1)帝王切開はどうだったか?(感覚)
2)大変だったこと
3)助産師から見て(体験して)自然分娩と帝王切開のメリットとデメリット

ってことで、安易にはじめたんですけど、、、

この3つ目の質問が、いろんな答えがあって、その人それぞれによって違って。。
とにかく難しい!!!!!!
モヤモヤしつつ、あれやこれやと考えて、
一番ピタッと来た答えは、

自然分娩を望まない女性は一人もいないんじゃないかということ
痛みが我慢できる範囲、短時間、つるんと生まれるなら、誰しもがそうしたいと思う。
女性本来の身体の機能を最大限に使えることだし、自信も湧いてくるだろう。

でもそうじゃない女性も多くて、最近では帝王切開は4−5人に1人の割合で経験している。

だけど、自然分娩って言われるのも、ものすごく抵抗があって、「経膣分娩」に言い直そう(笑)
だからメリット・デメリットで経験を図ることも違和感ありまくりなのです。。。。

そんな中で、母になろうとする女性は折り合いをつけながら、なんとか赤ちゃんを産んでいるんですね。
って客観的に見てみると、女性ってすごいな〜✨と熱い想いがじわじわ込み上げてくるのです。

以上をまとめて、妹には以下のように返信しました。

1)帝王切開はどうだったか?(感覚)
・人生はじめての開腹手術
・お腹に傷があるので、笑ったり、咳をするのがびっくりするほど痛い
・命がけで産んだ感覚
・無事に元気な赤ちゃんに会えて、本当に心底ホッとした
・手術の後、体を休めつつも、赤ちゃんのお世話には休みなし

2)大変だったこと
・陣痛が始まってから、1日半経っても赤ちゃんが生まれずに、母体の体力も精神力も尽きて、緊急帝王切開になったこと
・自然に下から産むことを望んでいたし、産めると思っていたから、そうできなかったことへの自責の念が大きかったこと

3)助産師から見て(体験して)自然分娩と帝王切開のメリットとデメリット
【どちらも大切な赤ちゃんを出産する、大事な方法に変わりないこと】
それを前提として、
自然分娩、帝王切開のメリット・デメリットを考える必要がある。それはとても個人差が大きいこと。
妊婦自身、胎児、身体的リスク、精神的リスク、経済面など、あらゆる方法から、どんな出産方法が一番いいのかを知って、産科医や助産師、家族と話し合う中で考えて、決めていく必要がある。

女性の中には、「自然分娩を望まない人は誰一人もいない」、ただ自然分娩のスタイルにこだわるだけではなくて、安心で、安全で、お母さんも無事に、赤ちゃんも元気に生まれてくることができるのが一番の安産だと思う。

。。。。
こんな想いで、やっています。

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